校友会の活動

海外の校友会

関大台湾OB会
台湾OB会に出席して

【台中・台北に訪問】

日本関西大学台湾OB会は、基本的に2ヶ月に1回の例会を開催しているが、本部との親睦交流をさらに深化させていくため、年間6回の例会のうち1回を総会とし、本部からの出席を求めるとともに、台北のみならず台中や高雄などの地域の校友との交流を踏まえた訪問事業を行うことを協議決定し、その初回となる本年は、6月14日から3泊4日の日程で、台中での懇親会と台北での総会を訪問することとなった。訪問団は、寺内俊太郎校友会長ご夫妻、中井邦夫事業部長、奥田恵造事務局の4名。

一行は、6月14日に桃園国際空港で台湾OB会の李銘坤会長と待ち合わせ、台湾高速鉄道に乗り、早速に台中へ移動。台中駅では、廖 天煜氏、唐 幼華氏、唐 景良氏のお出迎えを受けた。懇親会の開会まで少し時間があったため、宿泊ホテルの喫茶店で歓談。特に唐景良氏の学生時代から就職、そして社会人生活に至るまでの経験談を拝聴したが、そのご苦労は我々日本人とは違う過酷なものであり、感慨深いものがあった。
懇親会は、ナショナルホテル3階の「全壽楼」にて、訪問団4名と李会長、そして台中からは11名、さらに、母校が提携している静宜大学に交換留学生として学ぶ7名の本学学生が参加した。台中OBのなかには、静宜大学で教鞭をとる伊伏啓子氏や学校で日本語講師をされている半浦稔氏など日本人卒業生もおられ、また、昨年度の台湾留学生会の会長であった、林 姵吟氏の顔もあった。

静宜大学で国際事務顧問として本学との提携に携われた曾煥棋先生から歓迎のご挨拶をいただき、寺内会長から校友会としてはじめての台中訪問の感激の言葉を述べ、校友会から記念品の贈呈を行った。各テーブルでは学生達も交えて賑やかに歓談がすすみ、楽しく充実した懇親会となった。最後は学歌を全員で合唱、台中で懐かしい歌声が響いた。続いての2次会には、交換留学生も全員が参加し、普段は寮からあまり街中に外出することもないことから、この時ばかりはと大いに楽しんでいる様子であった。また、台湾OBと習得した北京語を巧みに使い会話を楽しんでいた。彼らとの話で感激したことがあった。彼らは寮生活をしているが、勉強に日常生活に隅々にわたり台湾の学生が面倒を見てくれているそうで、感謝の気持ちが絶えないという。そして、自身が帰国した際には、関大で学ぶ台湾留学生に、お返しに今度はこちらがお世話をしたいのだという。彼らに感銘を受けるとともに、是非とも帰国後、それを実践するよう期待するところである。

2日目には、再び出迎えいただいた3名の校友のご案内により、鹿港天后宮などを観光した。また、唐氏ご経営の会社、昌一汽車股份有限公司(BMW総代理經銷商)を見学させていただいた。
また、唐 景良氏の趣味を遥かに超えて、外国人選手からもオファーがくるほどその世界では有名となられた、自転車の製造、整備、塗装技術の一端も見せていただき、それら作品に一同驚愕するばかりであった。そして、有名レストラン「黒公鶏」で昼食をご馳走になり、台中駅まで送っていただき、再び高速鉄道に乗って台北へ移動し、台北OB会総会へ出席となった。

台湾OB会総会は、「大三元酒楼」にて、台湾OB会から16名のご参加を得て開催。冒頭に李会長より、今回の経緯について説明を兼ねて挨拶。続いて、寺内会長よりこの度の訪問と日頃の母校への惜しみない愛情と協力に感謝の言葉が述べられた。
続いて、寺内会長より李会長に記念品の贈呈が行われ、一同、拍手に包まれた。参加者のなかには、留学生第1号である林 子欽氏のお顔もあり、また、かつて台北OB会として、在台日本人校友をまとめてこられた阪本誓史氏や、玄奘大学で教鞭をとられる池田辰彰氏、昨年に大学院を卒業されたばかりの吉本沙矢佳氏ら日本人卒業生も参加されており、台中での懇親会同様に国籍を越えて幅広い親睦交流を深められている。
乾杯後は酒を酌み交わしながら語らい、途中にはカラオケ大会となり、日本や台湾の歌謡曲を唄い合い、楽しくそして充実した時間を過ごした。続いての2次会も大いに盛り上がり、時間も忘れて絆を確かめ合った。

3日目には、李会長と許 正宗氏のご案内で宜蘭にある蘭陽博物館や亀島などを観光させていただき、夕食には、前日の総会に参加できなかった3名の校友との歓談、最終日には、有名な「鼎泰豊」で馬 鴻文氏の計らいにより、通常は予約して待つところを待たずして入店し、小龍包などを堪能した。桃園空港へは、再び李会長の車でお送りいただき、名残惜しくも再会を誓い、日本への帰路についた。

【池田辰彰氏からの便り】
2008年秋から3年間、関西大学文学研究科博士課程に在学し、2012年8月より台湾の新竹市にある玄奘大学応用外国語学科に勤務しています。関西大学台湾OB会に始めて参加したのは今年(2013年)の5月でした。やや緊張した面持ちで会場に行きましたが、台湾OB会の李会長や許先輩、顔先輩など、皆さんとても友好的に声をかけてくださり、終始楽しい時間をすごすことができました。それからは、二ヶ月に一度の例会だけでなく、公用で、またプライベートで台湾にお見えになる大学役員や事務職員の方、先生方とも台湾OB会を通して親しく知り合うことができ、私にとって台湾OB会の集まりは、とても重要で楽しい大切な時間となっています。留学生として関大で青春時代を過ごされた先輩方の異国での経験談は、今、故国をはなれて外国の地で生活している私にとって貴重な教えとなっています。いつでもどこでも、関大の名の下に集いあい、友好を深め合える。これからもこの会を通して母校との絆を深めていければ幸いです。
(2011年9月文学研究科博士課程卒業 台湾玄奘大学 池田辰彰)

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