活発な支部活動

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経済人クラブ
第247回例会を開催

2025年9月8日(月)、第247回例会がホテル阪急インターナショナル6階瑞鳥にて開催された。会場参加は総勢100名を超え盛会となった。
 
第1部では、芋縄隆史会長のご挨拶の後、野球評論家の掛布雅之氏より「野球が教えてくれたこと」のテーマでご講演をいただいた。進行は、フリーアナウンサーの松浦美代様が務められた。
阪神タイガースのリーグ優勝が決まった翌日のタイミングということもあり、今年の阪神タイガースの強さや印象的なシーンについての話を交えながらの講演内容となった。


1.阪神タイガースのリーグ優勝とその背景
・藤川監督による選手のコンディショニング管理が徹底され、レギュラー選手に大きな怪我人が出なかったことが独走優勝の主な要因となった。
・他球団が怪我人の多発で戦力が低下する中、阪神タイガースは怪我人を出さずに勝利を積み重ね、強さを見せつけた。

2.今後の展望と課題
・阪神タイガースの強力な投手力と本拠地甲子園での強さから、クライマックスシリーズは勝ち抜ける可能性が高いと分析された。
・一方で仮にCSを勝ち抜き、日本シリーズを戦う場面では、パ・リーグの「細かい野球」に対応するため、残り試合で「1点にこだわる野球」を経験する必要がある。
・藤川監督の目標はリーグ連覇であり、そのためにも今年のCS・日本シリーズでの戦い方が重要である。
・個人タイトル争いにかかる選手の活躍にも期待が寄せられている。


3.掛布氏の野球観と指導論
 野球を通してのご自身のご経験から、感じられたいくつかの重要なことについて語られた。
〇「終わりのない準備」の重要性
・テスト生からのプロ入り経験から、「一日一日の準備を継続すること」が成功の絶対条件であったと強調された。
・悔いを残さずプロの世界を去るため、徹底した準備を怠らなかった姿勢が示された。才能に恵まれなくとも、地道な努力の継続が成功に繋がることを示唆した。
〇「7割の失敗」から学ぶ姿勢
・将棋の増田先生の言葉を引用し、プロの世界では「10回打席に立って3回ヒットを打てば良いバッター」であるように、「7割の失敗」が許容されることを説明。
・「失敗を恐れず、失敗から学ぶ」ことの重要性を指摘し、「失敗の質を上げる」ことが真の成長に繋がるという考え方を示す。
・「7割の失敗の内容をいかに改善したか」が重要であることを強調された。
〇指導者の役割とプロ意識の育成:
・「一軍の最高峰のレベルに触れさせ、目で見て体で感じさせ、盗んで成長させる」という育成方針を紹介。
・「野球の怖さ」を選手に感じさせることが、継続的な努力の源泉となると指摘。楽しいだけでは継続的な成長は難しい。
・イチロー選手や松井秀喜選手も、「120%の準備」や「明日の準備は当たり前」というプロ意識を常に持っていることが紹介された。

阪神タイガース球団90周年と掛布雅之氏の野球殿堂入り、阪神タイガースOB会会長就任の年にリーグ優勝を果たしたこともあり、会場は和やかな祝福ムードの中、講演を終えられ、杉江副会長が講師への御礼を申し上げた。

第2部では、来賓のご紹介の後、高橋智幸学長と高岡淳専務理事よりご挨拶を頂いた。乾杯のご挨拶を前田裕常務理事からいただき、懇親会がスタートした。
ゲストを交えての100名以上の参加により、活発な意見交換や交流活動が行われた。歓談の後半には新入会員・ゲスト参加者の紹介の時間が設けられた。また最終盤には若手メンバーにより、アトツギ甲子園、若手会例会、炎ジョイ!みら関BBQのご案内も行われた。
最後は名残惜しい雰囲気のなか、安岡優子副会長のご挨拶で盛況のうちに閉会となった。
次回の例会は11月10日(月)に予定。

久野 惣司 (平成24年文学部卒)

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