活発な支部活動

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経済人クラブ
第237回例会を開催

大阪新阪急ホテルの会場とZoom利用のハイブリッド形式で開催、来賓7人と会員53人及びゲスト8人がご出席、東北経済人クラブもリモートで参加いただきました。楠隆夫副代表幹事の司会で学歌斉唱、永尾俊一会長より開会挨拶をいただきました。1963年創業の経済人クラブが60周年を迎え、来たる第240回は還暦記念例会が実施されることが周知され、参加を呼びかけられました。その後、会員の三原様より、今回の講演をいただくアズワン株式会社代表取締役社長の井内卓嗣様を紹介いただき、「コロナ禍の研究医療の成果加速に貢献する~関西EC企業のグローバル展開~」というテーマで講演がスタートしました。

■アズワン株式会社ついて
元々は、大学や研究所向けに実験器具のカタログ通販を行ってきた、創業90年の卸売企業。現在は「研究」「医療・介護用品」「産業」事業におけるプラットフォーム型企業として業界トップシェアを誇り、研究に必要なほぼ全てをワンストップで揃えられるサービスを提供されています。さらに、研究器具販売だけでなく、研究者の困りごとになっている"時間がない""お金がない""もったいない"といった課題を解消するべく、レンタルや中古販売・研究受託もプラットフォーム内で提供されています。また、ITやロボット等の先進テクノロジーを活用した業務改革にも積極的に取り組まれています。問いわせを全てシステムに登録することで、研究者からの専門的な質問にオペレーターが即答できる体制を整えられました。なかでも、最新価格や在庫情報を含む業界のあらゆる商品情報を保有するデータベースを作成し、業界全体の業務効率化に貢献されています。

■井内社長の人生について
大学卒業後、商社マンのお父様の影響で、スケールの大きい仕事をしたいと鉄鋼商社に就職。鉄筋販売の部署では、取次のタイミング次第で大きく理財が変わるため納期どおりの納品が難しく、現場とのトラブルが絶えませんでした。また、勤務後に営業の飲み会に参加し、会社で雑魚寝をするような生活からうつ病になってしまい、20代を廃人のように過ごされたとのこと。結婚を機に、義理のお父様の家業を継ぐため、当時の株式会社井内盛栄堂に転職されました。小さい会社を手伝うつもりで入社されたそうですが、成長が加速する会社を見て、不安も感じたそうです。40才で社長のバトンを渡され、同じく養子として社長を継がれた先代の「自分のカラーを出し急ぐな」というお言葉から、じわじわと会社を変えていこうと決意されました。20代に経験したつらい思いを若い人にはさせたくないと、一番大事な人に勧めたくなるような「よい会社」を目標に、改革に取り組まれました。社内情報をオープンにするとともに、退屈な業務をRPA化させてクリエイティブにつながる真面目な雑談会「本音で語る会」を社内に浸透させたことは、データベース構築の成功にも繋ったそうです。最後に、本間敏司副会長からの謝辞と経済人クラブからの謝礼をさせていただき、閉会となりました。
(平成29年外国語学部卒 経済人クラブ事務局 関大パンセ 向井 琢磨)

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