活発な支部活動

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経済人クラブ
2022年度総会及び  第234回例会報告

「やらな、しゃーない!-1型糖尿病と不屈の左腕-」
元阪神タイガース投手、阪神球団コミュニティ・アンバサダー
岩田稔氏(平成18年経済学部卒)

大阪新阪急ホテルにて来賓11人、ゲスト参加15人をはじめとする会場参加者85名、Zoom参加者6人により開催。第1部総会を学歌斉唱で始め、永尾会長の挨拶、来賓紹介・挨拶に続き議事を行い、第2部の講演会に移った。
元プロ野球投手で野球評論家の岩田稔氏(平成18年経済学部卒)に「やらな、しゃーない!-1型糖尿病と不屈の左腕-」と題し講演をいただいた。岩田氏は、大阪桐蔭高校在学中から1型糖尿病を抱えながらも、関西大学野球部を経て2006年に阪神タイガースに入団。3年目には先発ローテーションに定着して10勝を挙げ、2009年にはWBC日本代表として世界一を経験するなど、16年間に渡って活躍。2021年限りで現役を引退し、現在は解説・評論活動と並行しながら、阪神球団のコミュニティ・アンバサダーを務める。また、現役時代から携わっている1型糖尿病の啓蒙活動や社会貢献活動を行うなど、球界内外で活躍されている。
小学校1年生から野球を始め、プロ野球選手になることを夢見て大阪桐蔭高校に進学する。当初はその高いレベルに驚愕するも、必死に食らいつき練習を続けるが、2年生の冬に1型糖尿病を発症して診断後に即時の入院生活となる。一生、注射を打ち続けなければならない生活や野球ができなくなることで絶望するが、同じ1型糖尿病を抱えながらも日本プロ野球及びアメリカメジャーリーグベースボールでも活躍したビル・ガリクソンの存在を主治医から教えられ、また、大阪桐蔭高校野球部監督西谷氏の毎日の見舞いを受け、現状を受け入れて進むことを決意する。
夏の大会に向け練習にも励んだが、内定していた社会人チームから、病気を理由に内定を取消されてしまう。これで反骨精神が芽生え、大学進学を希望し、西谷監督の母校である関西大学に進学。当時の関西大学野球部監督高岡氏による、病気を理解した上での対応や愛ある厳しい指導、本人の反骨精神、他大学の有力選手との切磋琢磨など、人一倍の努力(監督談)により成長し、阪神タイガースへ希望枠で入団する。
入団発表会見時に「1型糖尿病患者の星になりたい」「ガリクソンのお陰で野球を諦めずにすんだ自分のように、同じ思いをしている人たちの力になりたい」と敢えて公言することで、辛く苦しいことも乗り越え、優勝こそできなかったが誇りを持てる16年間のプロ野球人生を全うする。
岩田氏はまとめとして、「やらな、しゃーない!」と、現状を覆すプラス思考のこの言葉を大事にして歩んできたことと、その思いで過ごした大学4年間があったからこそ、プロ野球人生といまがあると思っていること、現役引退した自分のこれからの役目は社会に出ても何でもできることを示しつつ「いつまでも希望の星であり続ける」ことだと思っており、社会人として2回目のルーキーだが、今後の活動と姿勢を見ていてほしいと話された。
最後に、講演上達のため場数を踏む機会がほしいと締めくくった岩田氏に、谷副会長が謝辞を伝えた。5万人の大観衆の前でのプレーやマスコミ対応などを経験している岩田氏が緊張することが不思議だったが、誠実で実直な人柄が伝わる爽やかな講演会だった。
岩田氏や来賓の方々を交え、新人・ゲスト紹介を行うなど、懇親会が行われた。感染防止対策を行いながら、久々に総会・例会・懇親会が盛大に行われ、浅田副会長の挨拶で閉会となった。
副代表幹事 杉江秀樹(平成2年商学部卒)

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