活発な支部活動

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女子秀麗会
「第31回楽塾」開催 古地図で愉しむ大阪まち物語

第31回楽塾「古地図で愉しむ大阪まち物語 ~朝ドラの舞台を訪ねてみよう~」
*2021年6月27日(日)酒井先生のズーム講座を聴いて*
参加者からの感想文をお届けいたします。

「大阪は、笑いの街であり、食いだおれ、商人の街である」から酒井先生の話は始まり、NHK朝ドラ100の過去の大阪に関する話をとても懐かしく聴いた。"ふたりっ子""ちりとてちん""ごちそうさん""まんぷく""おちょやん"等々。
なかでも、私が一番興味を持ったのは、酒井先生が画面に映し出された古地図2点。
1つ目は、江戸時代の淀川の航路地図。淀川は、伏見~天満(八軒家浜)を結ぶ重要な交通路で、三十石船では下り半日、上り1日をかけて航行した。1843年(天保14年)の記録では三十石船は877艘、二十石船507艘あったとある。
三十石船は再現され、私が2年前に乗船した時の写真を掲載する。写真のように江戸時代の装束を着て乗船する。

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2つ目は、江戸時代の中之島界隈である。文楽が大好きなので、「冥途の飛脚」を思い出していた。遊女梅川をめぐって、飛脚屋の忠兵衛と大店の八右衛門が争う物語で、八右衛門の勢力範囲を浄瑠璃本では、「北浜、靭、中の島、天満の市の側まで・・」とある。忠兵衛は単に飛脚屋の後継ぎに過ぎず、格としては八右衛門が上。どうしても梅川を身請けしたく、公金に手をつけてしまう。近松門左衛門作。
近松門左衛門は生涯100作以上の浄瑠璃を作り、毎年10月に尼崎の広済寺で「大近松祭」として法要が営まれる。私が2019年に行った際は、人間国宝である吉田和生師が梅川の人形を持って、近松のお墓にお花を供えていた。当時、梅川の人形と写真を撮ってもらった。
次の酒井先生の講座が待ち遠しい。

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