活発な支部活動

活発な支部活動

河内近隣支部
三日市から河内長野歩く 蔵主の案内で酒蔵も見学

 河内近隣支部新年互礼会が、今年は趣向を凝らして1月25日に開催された。

 一つは、高野街道の名所旧跡散策から天野酒酒蔵見学。三日市宿から上田宿を経て長野・西條合資会社(天野酒醸造元)の酒蔵まで歩くコースに、河内近隣支部から17人が参加した。
 参加者全員で記念写真を撮り出発。最初に再開発で一変した街と高野街道の景観の一郭を担う八木邸母屋(校友宅で元蔵元)、松川邸(校友宅、元副本陣旅籠鍋屋)、天誅組も脚を留めた宿場本陣油屋跡(亡支部校友)、明治・大正時代の治安を担った木造建て交番(市指定文化財)の歴史を峯校友から聞く。松屋坂を上り上田宿の増福寺境内の高札板の説明を支部の太田校友から受け、戦国時代の土塁や空堀の残る烏帽子形城址、同八幡神社本殿(入母屋桧皮葺、重要文化財)に参拝。一路東・西高野街道の合流付近に所在する酒蔵へ向かった。
 二つ目は、酒造見学から合流。西條酒造は、河内長野駅から徒歩5分で、支部校友の西條陽三蔵主が営む造り酒屋。蔵沿いの常夜灯と杉玉が昔の高野街道としての歴史的景観を残している。酒蔵旧店舗の母屋と土蔵は、平成16年国の登録文化財に指定された。酒蔵見学には47人が参加。蔵主の西條氏に案内して頂き、酒造りの工程を自家精米から出荷まで詳細に説明を受けた。約40分の見学会だった。

 最後の懇親会は、河内長野市文化会館・ラブリーホールで開催された。「ドドーン」一瞬にして会場が静まり緞帳が上がっていく。10数人の若者が大太鼓・小太鼓のばちを鮮やかに捌く。府立河南高校の和太鼓部のオープニングだ。幹事支部を代表して榎本河内長野支部長が歓迎の言葉。続いて各支部の紹介。代表して中尾達夫八尾支部長から挨拶を頂き、前年・今年・次年度の幹事支部の代表者が関大の法被を着て「ヨイショ」と鏡割り。金銅晃羽曳野支部長の発声で「カンパーイ」。
 宴では談笑、互礼交歓と時の流れが早い。利き酒大会が始まり会場と舞台が一体となってお酒の鑑定・品評。
 そして宴もたけなわの中、橋本支部の植島義信校友の「イヨーゥ」の気合で逍遙歌を合唱。幹事の梶谷健二藤井寺前支部長の言葉で幕を閉じ、天野酒の酒粕と河内長野支部が栽培したみかんをお土産に閉会した。
                     (湯川勝・上田耕造・木下幸勇)

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