校友会の活動

海外の校友会

サイゴン千里会
ベトナム・インドネシアの校友を訪ねて サイゴン千里会への訪問

校友会では、一昨年より海外支部および海外で活躍されている校友とのネットワークのより一層の充実発展を期して、精力的に交流事業を推進している。新執行部では、更にこれを拡大していく傍ら、現地校友会との一層の緊密化をはかるため、国内支部同様に例会や総会に年に一度は出席し、校友との交歓は勿論のこと、大学の国際化に伴う連携の強化に取り組みたいと考えている。新執行部のスタートにあたり、この度、4月12日~16日の日程で、サイゴン千里会とJKT(ジャカルタ)千里会を訪問した。


サイゴン千里会
4月12日、通算9回目となる例会をサイゴン千里会7名の校友が参加し、毎回の会場としている「ドラゴンホットポット」にて開催した。
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狩野会長から「おかえりなさい」という嬉しい言葉に迎えられ、また、前号でも紹介した、「ドラゴンホットポット」の配慮により店内に常時掲揚されているサイゴン千里会旗を実際に見て感無量の想いであった。同店は在越邦人が多く来店し、徐々にこの支部旗が知れ渡りアピールされており、今後も会員増強に繋がることを強く願うところだ。
仕事での関大校友との出会いや、現地情報誌にサイゴン千里会を掲載するなど地道な勧誘を続けてきたことにより新入会員も増え、今回も初参加として諸富直樹氏が来られた。乾杯後は、自己紹介や各々の近況などを語らいつつも、ここは底抜けに明るいサイゴン千里会、大変楽しい歓談となった。

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また、当方からは、母校の近況や海外支部の状況をお話しさせていただき、併せて今回も5月に開催される留学生フェアや9月に実施予定の校友会海外研修への協力をお願いした。狩野会長からは、「母校の国際化、また学生や校友のために何ができるか。母校のいろんな話をしていきながら、できることは協力していきます。」との心強いお言葉をいただき、母校の未来について熱く語り合った。
続く2次会では、吉崎淳人氏も合流し、カラオケや関大マグマを予め準備された歌詞を見て何度も合唱するなど大いに盛り上がり、充実した時間を過ごすこととなった。
サイゴン千里会は1、2ヶ月に一度程度の例会や、関関同立の現地校友会との交流もされるなど、活動の幅を広げている。また機を見て訪問し親睦の実をあげたい。
【参加校友】狩野浩ニ会長(昭61学工)、志方智彦氏(平3学商)具志 勉氏(平3学工)、近澤幸大氏(平9学商)、大塚真人氏(平10学工)、上田英樹氏(平11学商)、吉崎淳人氏(平13学工)、諸富直樹氏(平15学経)


JKT(ジャカルタ)千里会
4月14日にジャカルタへ移動。15日にJKT千里会14名の方々と「鳥元」にて校友会として初めての参加となる懇親会を行った。
JKT千里会は昨年から、有志数名により発足され、懇親会を通じて活動されてきた。本会としては、会の存在を把握していなかったが、以前よりインドネシアでの校友会の立ち上げを念願してきたことであった。昨年末、かねてよりインドネシアでの仕事に携わってこられた深澤和夫氏に設立に向けて調査をお願いし現地へ赴いたところ、「じゃかるた新聞」という現地邦人向け新聞でJKT千里会の存在が判明し、早速にも忘年会にご参加いただいた。幹事役の黒田和孝氏をご紹介いただき、早速に連絡を取り、これまでの経緯をご説明し、是非訪問したい旨申し上げたところ、歓迎のご連絡をいただき、この度念願であった初めてとなる訪問に至った。
発足当初は数名での集まりが、現地校友らの声掛けや「じゃかるた新聞」への広報活動により、今回は、集まったその半数以上が初参加者という記念すべき会合となった。午後6時からの会合、とはいえ、まさに地元ならではの「渋滞」という交通事情により最初は数名であったが、次々と会場へ訪れ最終的には14名ものメンバーが集まった。
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初参加者も多く、個々の自己紹介が行われ、当方も同じくして自己紹介傍ら、挨拶をさせていただいた。母校および校友会の近況を述べ、JKT千里会設立への感謝ともに今後の母校への、殊に国際戦略や留学生獲得のための協力をお願いした。各々の自己紹介では、海外経験も豊富なメンバーが多く、各企業で活躍されている姿に輝かしく見えた。当初は静かに進行しつつもお酒も入ってやはり関大、徐々に声も大きくなり、あちこちで歓談が弾み、賑やかな懇親会となった。また、今回の訪問に際し、大学内外の風景写真を納めたCDを作成し、全員でパソコンを取り囲み鑑賞した。年代の幅も広く、学生時代の記憶にある風景も人それぞれ、キャンパス内を説明しても、どこに何があるのか、何の建物なのか分かる者もいれば、分らない者もいて、混乱するも大変懐かしい思いに浸った。次回はなるべく昔の写真も取り入れて、過去と現在がわかるようなものでとのご要望、次回訪問の宿題となった。予定をオーバーするほどの楽しく充実した時間を過ごし、後半には、これまた地元ならではの「停電」というおまけがつき、ローソクの炎で明りを灯しての中締めとなり、次回の再会を誓って解散となった。
この懇親会当日、開始前に、黒田和孝氏ご勤務の会社を訪問させていただいた。これまで何かとメール交換で協議させていただき、訪問に際してもいろいろとご配慮いただいた黒田氏と初めてお会いでき、まずはその喜びと感謝を申し上げた。成長著しいインドネシアの文化風習、ビジネス、経済情勢など拝聴しつつ、今後の校友会としての緊密な交流や連携とともに、母校の国際戦略について意見交換させていただいた。懇親会中においても、皆さんと母校や校友会の現状をお話しさせていただいた。やはり母校への想いは熱く、活発な討議もさせていただくこととなり、深く感謝申し上げる次第である。
JKT千里会は、月に一回程度の会合やゴルフなどで親睦を深めており、今後はアジア支部との交誼や他大学インドネシア校友会との交流、更には会合だけではなく、他に何ができるのか模索しながら、千里会としての活動の幅を広げようとしている。期待するとともに、我々としても何ができるのか、何をしていくのか、これが今後の本部としての課題である。

jktsenri0414.jpg【参加校友】深澤和夫氏(昭39高1)、髙木信治氏(昭46学文)、常盤晋作氏(昭58学工)、日比武志氏(昭59学商)、大橋誠司氏(昭60学工)、中村竜二氏(昭62学工)、萩原正司氏(昭63学経)、山田哲也氏(平元学商)、井本 強氏(平4学工)、坂井一成氏(平8M工)、黒田和孝氏(平9学経)、坂井進一郎氏(平9学工)、芝 健次氏(平16学経)、福田麻里氏(平22M文)


 校友は母校にとって財産である。大学の国際戦略において、世界で活躍される校友は大きな人財であり重要なキーのひとつである。校友会としてもいよいよ本腰をいれて取り組むべき時機に来ているのではないか。
 現在、ひとつひとつ海外支部、校友とのネットワーク形成に努めているが、少なくともこれまでお会いしてきた校友の方々は、自身のビジネスの傍ら、母校の名のもとに郷愁を思い集まりながら、将来の母校への想いを熱くしてくれている。私たちは更に発展的な視野に立って、国内外の校友総力を結集し、歩みをともにしたい。

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