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校友トピックス 東日本大震災被災地であつあつたこ焼きを提供

 「大阪出るとき連れてって♪」のコマーシャルでお馴染み「元祖たこ昌」の山路昌彦会長(昭38学文、前大阪狭山支部長)らが、4月22日から6日間、東日本大震災の被災地をまわり、11カ所であつあつのたこ焼きをふるまい、被災者に喜ばれた。


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 阪神・淡路大震災の時もたこ焼き支援を行った山路会長。何とかしたいと思いつつも、今回は距離的にも遠く、現地の事情もよくわからないまま日々が過ぎていたが、4月19日に
「大阪のおばちゃん、テレビでは本当の現実は見えません。見に来てください。そして大阪のおばちゃんの元気をください」との手紙が会社に届き、東北でのたこ焼き支援を決断。
 得意先のつてをたどり、宮城県の中小企業同友会会員を紹介してもらい、早速訪問することになった。出発までの短期間に、「たこ焼き、つゆ、ねぎ、容器、機材一式、発電機、布団、食料、水20リットル容器55本等々」の準備を整え、知り合いの弁護士、建築設計会社社長、山路会長と社員3人の6人で、22日夜9時に3tトラック2台で出発。北陸道回りで被災地に向かった。途中、運転できる4人が交代しながら、サービスエリアで小休憩と給油を行い、約15時間後の23日昼ごろ仙台市の紹介された会社に到着。
 「まず被災地の現場を見て、その後実際に生活されている避難所へ行きましょう」との勧めで、市内で最も被害の大きかった若林地区へ。そこで6人は言葉も出ないほどのショックを受け、ただ呆然と立ち尽くすだけだった。現場を実際に肌で感じ、表現のしようのない凄さに震え、犠牲者の冥福を祈るのみで、目からはいつの間にか涙がこぼれていたという。
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 早速、避難施設に向かい、23日は名取文化会館と多賀城公民館で、あつあつの「たこ焼き」と「あんかけたこ焼き」を作った。24日は仙台市若林区の中学校2校、25日は石巻市の3カ所、26日は南三陸町と気仙沼市の4か所の計11カ所を回ったが、どこでも長い行列ができ、喜んで食べて貰えたことに、うれしさとやりがいを感じたとのこと。また、多くのボランティアの協力で何一つトラブルもなく11カ所を回れたのも嬉しかった。
 被災地でのたこ焼き行脚を終えた山路会長は、「東北の人は温かい。助け合う心は素晴らしい。これからも人と人の繋がりや優しさを大切にしていきたい」と語り、「大阪からも応援していますよ!東北の皆さんがんばって!」とエールをおくっていた。

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