2013年3月アーカイブ

 大阪シーリング印刷㈱は、シール・ラベル、フィルム製品、ビジネスフォームおよびラベリングシステムなど「貼る」、「包む」、「魅せる」の機能にこだわり包装に関するあらゆるニーズに応える製品を製造、供給しています。ラベルの機能性の一例として、非接触でデータの読み出し、書き込みが可能なRF-ID(Radio Frequency Identification)ラベルは、非接触で人や物の情報を識別、管理できる無線通信技術を活用したラベルです。印刷の枠を超えた発想と情熱でシール・ラベルやフィルム製品などに情報発信機能、セキュリティ機能など、豊かで美しい感性で現代の生活者が必要とする様々な機能のイノベーションを創出することを目指しています。
 シール・ラベルは、流通業をはじめ社会のあらゆる産業分野で用いられています。大阪シーリング印刷は、早くから印刷システムのデジタル化に取り組み、一般シール短納期、小ロット、低コストを実現しています。また、ラベル用原紙、粘着材、セパレータ(台紙)不要のラベルなど地球環境に配慮した製品を自社開発しています。フィルム製品は、四角形、円形、変形タイプなど、あらゆる形状の包装に柔軟に対応し、保護、利便性などの機能を徹底して追求することで多様化の時代にふさわしい最適な包装材料を提案しています。ラベリングシステムは、長年の経験とノウハウに基づいて包装材料の選定から生産のラインの設計、システム構築、設備据付、アフターサービスまで多様な需要に総合力で応えています。
 印刷を知り尽くしたエキスパートが、凸版印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、グラビア印刷などすべての版式の印刷機および加工機による最適な印刷技術で最高の印刷品質を具現しています。通常、シール・ラベルを印刷する際に多く用いられるのが凸版輪転シール印刷機です。高い印刷精度が特長のグラビア輪転印刷機は、凸版輪転シール印刷機をはるかに凌駕する大量生産用のフィルム印刷機です。
 大阪シーリング印刷は、安全と環境に配慮しながら高品質かつ高効率の生産体制を確立し全国に生産拠点を展開しています。全国の製造、営業部門をオンラインで結ぶことで、「いつでも、どこでも、スピーディ」を実現する有機的な組織の連携ネットワーク(OSP:Osaka Sealing Printing ネットワーク)を構築し、常に品質の高い製品を日本全国に供給する営業・生産システムを確立しています。
 徹底した小ロット対応を原点とすることで規模の拡大を図るという独自のビジネスモデルによって短納期と多品質小ロット、ラベル自動貼機この相反する課題を両立させると同時に、シール・ラベル、フィルム製品などの素材から印刷加工機などの生産設備まで内製化を徹底することで低コストを実現しています。生産設備として、ラベルを自動的に貼るラベル自動貼機、ラベルに印字して発行するラベル印字発行機、弁当や青果パックなどを包装するクリアラッピング包装機など自社開発製品のラインナップを揃え機器単独でなくシステムで提供しています。小ロット・即納体制を支えるコンピュータネットワークは、受注から納品までのプロセス全体をバーコードシステムでコントロールし、コンピュータによる工程管理、版型管理、出荷管理など、常に、リアルタイムで進捗状況をチェックできる体制を整備しています。
 シール・ラベルは、生活を便利に楽しく彩り、食品、化粧品、医療品など暮らしの中にしっかり根付いています。カラーラベル、POPラベル、バーコードラベル、可変情報ラベル、ステッカー、計量ラベル、ビジネスフォームラベル、セキュリティラベル、RF-IDラベルなど多彩な製品群を揃えています。ラベルは、表面紙、粘着剤、セパレータ(台紙)の三層構造になっています。素材となるラベル用原紙は一般にタック紙や粘着紙と呼ばれ、ラベルの使用目的や印字方法、貼り付ける環境など考えられるあらゆる要素を検討して最適な素材のラベルを提案しています。フィルム製品は、食品、薬品、工業製品などの包装に用いられ種々の商品形態に対応できるのが特長です。シュリンクラベル、軟包材、巻き取り個包装などに用いられるフィルム製品は、表示機能、管理機能、販促機能、セキュリティ機能など生活に必要な様々な機能を持っています。
 大阪シーリング印刷は、顧客の立場で考える。創業以来変わることのない顧客第一義の基本理念を踏まえ、「独創(Originality)、誠実(Sincerity)、情熱(Passion)」をモットーにして高度化、多様化する顧客のニーズに対応するトータルソリューションを生み出します。印刷を核に挑戦を続け、印刷の枠を超えた総合特殊印刷メーカーとして、地球環境との調和が企業の重要な責務であることを自覚したものづくりを進め、これからも環境保全と資源保持に配慮し世の中に無い製品づくりに挑戦し続けます。


所在地:〒543-0028 大阪市天王寺区小橋町1-8
代表者:代表取締役社長 松口 正
TEL:06-6762-0001
FAX:06-6766-2915
http://www.osp.co.jp/

 大阪冶金興業㈱は、創業以来、熱処理加工技術に基づく熱処理事業と第二の柱に成長した金属射出成形(MIM:Metal Injection Moldinng)技術に基づくMIM事業を推進しています。熱処理事業は、真空熱処理が中心で発電用ガスタービン、航空エンジン、宇宙機器などの部品を、MIM事業では、小型の複雑な形状の部品をほぼ最終製品の状態で量産が可能で、自動車、パソコン、ロボット、各種センサーなどの部品を製造しています。
 業界に先駆けて真空油冷却炉を導入し熱処理業界のパイオニアとして各種金属材料の真空熱処理加工技術を確立しました。その後も、次世代を見つめて国内初の真空浸炭炉、国内最大級のガス冷却真空熱処理炉と最先端の設備を相次いで導入しています。
 真空炉は、真空状態で加熱を行うことから金属材料を酸化させず、1,200℃という高温で熱処理加工ができます。通常の熱処理加工に比べて、エネルギー削減にもつながります。
 熱処理加工は、基本的には加熱時と冷却時における速度、保持温度、保持時間などにより特性が左右されます。さらに、浸炭、窒化おosakayakin001.JPGよび機械加工などが加わることにより必要とする特性が得られます。金属材料、特に鉄鋼材料は、ほとんどの場合、熱処理加工を施すことによって部品の必要とする特性を得ることができます。
 大阪冶金興業は、顧客に「できない」とは言わないをモットーに、熱処理加工の事業を、真空炉群を形成し推進しています。真空熱処理、一般熱処理、塩浴熱処理、表面硬化処理、ロー付けおよび接合加工、サブ・ゼロ処理などについて他社には真似のできない熱処理加工技術で産業界の発展に貢献しています。
 熱処理加工プロセスで不可欠な温度測定に用いるセンサーである熱電対の自社検定システムを独自に開発しています。この検定システムにより、社内で使用するすべての熱電対の検定を行い、熱処理加工の品質保証の体制を構築しています。
 ハイピッチでイノベーションが進む現在、産業界のあらゆる分野で新しい高度な技術が求められています。窒素ガスやアルゴンガスを使い最適なスピードで、より高精度の冷却が可能な真空炉を開発しています。発電用ガスタービンや航空機などの部品はより高い信頼性が要求されます。部品の強度を高め、寿命を延ばすことは、製品の安全性の向上とトータルコストダウンにつながります。
 MIM事業は、大阪冶金興業が保有する熱処理加工技術と熱処理炉などの設備を基盤に、産業界の大きなトレンドを見つめてMIM加工技術を開発し確立しています。MIM加工は、粉末射出成形加工の一つで金属射出成形加工と呼ばれる加工方法です。三次元複雑形状の金属部品をプラスチックと同じプロセスで射出成形機によって量産可能なことが大きな特徴となっています。微細粉末を原料とするため溶解しにくいチタン、タングステン、ハイス、ダイス鋼などの難加工金属材料に応用が可能で、複雑な形状の金属部品を製造する技術として機械加工、ダイカスト、精密鋳造、粉末冶金に次ぐ金属加工法で、金属材料とプラスチック材料(バインダー)の粉末を混ぜ金型に射出して真空状態で焼結することで製品を生産します。
 MIM加工技術は、大阪冶金興業が熱処理事業で長年培ってきた真空熱処理技術と融合した独自の量産化技術と生産プロセスを開発し、製造しています。ガスアトマイズ粉末製造装置の導入による新素材の開発、マイクロフォーカスX線CT検査装置、透過型X線装置などで構成した非接触全自動三次元測定システムの検査体制の構築による信頼性向上などでMIM加工は、粉末金属材料の提案、設計から検査まで一貫して行うことができます。機械加工や精密鋳造で生産するとコストが高くなる複雑で精密な形状の少量部品などを、低コストで生産することを推進しています。
 MIM加工技術の新しい展開として、医工連携によりチタン金属多孔体を開発し、osakayakin002.jpg人工骨などの生体医療材料への応用を図っています。医療材料分野は、MIM加工部品の新規のマーケットとして注力しています。
 大阪冶金興業は、熱処理加工とMIM加工の実績と信頼を基に、今、目の前にあるものを日々工夫し改良していくことを積み重ね、さらなるイノベーションに挑んでいます。新素材の開発と、各種金属材料の機能性を付加した製品のニーズの高まりとともに、熱処理加工のハードおよびソフトが多様化しています。顧客のものづくりに寄与する金属を科学し、次世代金属材料の熱処理加工を目指して、社会に貢献できる企業であり続けます。
所在地:〒533-0005 大阪市東淀川区瑞光4-4-28
代表者:代表取締役社長 寺内 俊太郎
TEL:06-6328-1345
FAX:06-6328-1380
http://www.osakayakin.co.jp

 当社の新製品、完全ハロゲンフリーソルダペースト「SN100C P604 D4」が、2013 年度「NPI アワード」(はんだ材料部門)を受賞しました。NPI アワードは、Printed Circuit Design & Fab 社が主催する国際的な賞で、産業界で高く評価されています。受賞記念のクリスタルトロフィー
 「SN100C P604 D4」は、従来品の特性をさらに向上させた製品で、ハロゲン元素( F、Cl、Br、I )を含有しない完全ハロゲンフリータイプでありながら、ハロゲン入りはんだと同等のぬれ上がりを実現することが最大の特長です。リード端面部のぬれ上がりの良さ、サイドボールの抑制、安定した印刷性の持続など、より信頼性の高い実装を可能にしています。こうした優れた特性が認められ、今回の受賞となりました。完全ハロゲンフリーソルダペー゙スト.JPG
受賞式は2 月19 日、サンディエゴ・コンベンションセンター(米国・カリフォルニア)で行なわれ、CIRCUIT ASSEMBLY 誌の編集長であるMike Buetow 氏より、当社の西村哲郎社長に記念のクリスタルトロフィーが授与されましたした。


【詳細は当社HP に掲載】http://www.nihonsuperior.co.jp/topics/topics.php/596/

 2 月28 日、大阪大学中之島センター(大阪市北区)の佐治敬三メモリアルホールにおいて、特許庁主催のシンポジウム「特許制度の国際的な調和に向けて」が開催され、当社の西村哲郎社長がパネリストとして参加しました。会場には弁理士や企業の知財担当者など約80名の聴講者が詰めかけ、熱い議論に耳を傾けました。
 経済のグローバル化に伴い、特許の複数国への出願傾向が強まっています。しかし現状は各国の特許制度の違いが障壁となり、必ずしも円滑に特許取得ができる環境ではありません。そのため、特許制度の"国際的調和" を求める議論が世界的に活発化しています。
 無題.jpgこのシンポジウムは、日本国内においても同議論を推進しようと特許庁が開催。大企業の知財担当者や中小企業の経営者、学識経験者、弁理士の6 名の特許の専門家が、現在特に議論の的となっている「グレースピリオド」、「18 ヶ月公開」、「衝突する出願」、「先使用権」の4 つの課題についてディスカッションを行いました。当社の西村社長は、海外での知財活動において豊富な経験を持つ中小企業経営者の代表として招かれました。
 西村社長は当社の事業と知財活動について説明した後、議論に参加。「18 ヶ月公開」については、「企業活動のスピードは速い。18 ヶ月後の公開ではすでに他の企業も同じ技術を使っている可能性
がある。そうなるとお客さんに迷惑がかかる。もっと公開時期が早ければそのリスクも減る」と発言。また「先使用権」については、「本来はんだの特許の対象は合金組成だが、もしそれを使った接合物自
体が特許として認められたら、はんだメーカーとしては身動きが取れなくなる。そういう可能性も含めて、起こりうる事態を全て予測していかねばならない」、「先使用権を拡大解釈すると、中国は自国"4000 年の歴史" から先使用例を探してくるかも知れない」など、はんだ業界ならではの視点やユニークな持論で注目を集めました。

「このことば」は、連携プロデューサーが独断と偏見で、できれば、ああでもない、こうでもないと考え、学んでもらえるようなメッセージ性のあるものを取り上げています。かなり押し付けがましいことかと思いますが「このことば」を手がかりにことばの意味することについて多少とも知りたくなり、考えたくなる機会になればと考えています。

2-1.「ノブレス・オブリージュ」
  経営トップには「ノブレス・オブリージュ」(選ばれし者の責務)がある。トップは社員一人ひとりが自由に創造的な力を発揮できるよう職場環境を整えなくてはならないし、少なくとも5年後できればもっと先を見て新たな戦略を練り、決断しなければならない。

大星 公二 元NTTドコモ㈱社長
2012.8.27 朝日新聞(朝刊) 新市場を育てて(5)証言そのとき

2-2.「ぶれない論理」
  個々の精神が必要となる。それは現地・現物・現実の観察から出発する。

藤本 隆宏 東京大学ものづくり経営研究開発センター長
藤本 隆宏:ものづくりからの復活 円高、震災に現場は負けない、日本経済新聞出版社、2012.7

2-3.「常に考える」
  「常に考える」習慣がいい仕事に結びつく。「頭」ではなく「身体」で覚えるとそう簡単には忘れない。

山田 昭男 未来工業㈱取締役相談役
山田 昭男:ホウレンソウ禁止で一日7時間15分しか働かないから仕事が面白くなる、
東洋経済新報社、2012.8


2-4.「利に走るな」
  儲けなしにちゃんとしたもん作れと。作ってから値段貰えと。信用が大事やろと。値に合わせて仕事をしたらあかんと。

上田 富雄 上田合金㈱社長
塩野 米松:ネジと人工衛星 世界一の工場町を歩く、文春新書877,2012.9

2-5.「風度」
  人間には「風度」というものがあります。中国の古い言葉で「らしさ」のことです。この人なら協力しよう、この人のためならと思わせる。

童門 冬二 作家
2012.10.17 朝日新聞(朝刊)リレーおぴにおん レーダー(5)

2-6.「弱者の戦術」
  弱者の戦いかたの本質は「弱さを自覚すること」と「人を感激させること」にある。

山本 富造 山本化学工業㈱社長
山本 富造:イヤなことは一切しない! 一人一億円」稼ぐ会社の鉄則、ダイヤモンド社、2012.11

2-7.「一人でしかやれない」
  自己反省は、絶対に一人で成さねばならない。決断を下すのも孤独だが、反省もまた孤独な行為なのである。自分と向き合うのだから一人でしかやれない。

塩野 七生 作家
塩野 七生:日本人へ リーダー篇、文春新書752,2010.5

2-8.「リーダーシップ」
  強いリーダーシップを発揮するためには、自分自身を強くリードするモチベーションがなければならない。自分の人生をかけること、自分自身をリードすることが固まり、それが外に出た時リーダーシップになる。

柳沢 幸雄  開成中学・高校校長
2013.1.19 朝日新聞(朝刊)インタビュー「エリートの育て方」

2-9.「研究・才覚・覚悟」
  人間には「損失」「不確実」「危険」を何とか避けようとする本能というか心理があるといいます。ですから、この三つとは直面したくない、考えまいとするのが人の常です。       そこでいま大事なのは、この三つから逃げ出そうとせず、起きてしまった危機を、失敗を徹底的に検証して、知恵をふりしぼって次なる危機に備え、起きた場合にはそれを乗り切るだけの研究と才覚と覚悟とをきちんと身につけておくことです。

半藤 一利  作家
半藤 一利:日本型リーダーはなぜ失敗するか、文春新書880、2012.10

2-10.「目的と手段を混同しない」
   仕事は「目的はなにか」を常に考え、ブレないことが必要になる。目的を達成する手段・手法はいくつもあるが「目的はなにか」をきちんと踏まえていればベストの手段・手法がわかる。

若林 義人 カルマン㈱社長
若林 義人:トヨタの上司は現場で何を伝えているか、PHP新書450,2007.3
(校友会連携プロデューサー 田中 久仁雄)

第8回 年輪関大会例会

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1.校友会産学サークルの構築と展開
 校友会産学サークルのねらい
 これまでの成果
 今後の取り組み ~ 媒体からデジタル媒体へ ~

2.シリーズ「このことば」から学ぶ第2回リーダー

3.大学の最近のイベントから 
 関西大学カイザー・プロジェクト特別セミナー
 高松塚古墳壁画発見40周年記念講演会

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