2013年10月アーカイブ

 台風2728号が西日本に近づき、前日まで大雨が降り開催が心配された第38回西宮市民祭りが1026()2年ぶりに開催された。

 

にしのみや市民祭り市長支部長顧問の皆さん.JPGのサムネイル画像 西宮支部では、毎年学生コーナーに出店、市民祭りに参加しており、今年も学生4名と支部長をはじめとする支部幹事が一緒になって、輪投げ・ヨーヨー・キャラメルポップコーンコーナーを設け「関西大学」をPRした。

多くの子供たちが目当ての景品をねらって歓声をあげ、横では籠のような容器が揺れてポップコーンのポンポンと弾ける音に見入っていた。

 

 支部名誉顧問のCIMG1080.JPGのサムネイル画像河野昌弘市長も過密スケジュールの合間をぬって激励に駆けつけて下さった。

ブースの中は、どのコーナーも大人気で辺りがすっかり暗くなるまで学生も幹事も大忙しであったが約1,300人もの大勢の来訪者を得て大満足であった。

      山本和代(S61年文卒)

 松原支部(西田孝司支部長)は10月4日、大阪・奈良府県境にある古くからの交通の要所「亀の瀬地すべり地区」(柏原市)で、地すべり対策工事の現地見学会を開催した。
 普段は個人ではなかなか入ることができない排水トンネルを歩いたり、昭和6〜7年の地すべりで埋まった後に発見された旧大阪鉄道亀の瀬隧道などを見たりし、日本の土木技術のすばらしさを体感した。
 地域との連携や交流の輪を広げるとともに、関西大学のよさを知ってもらおうと、松原支部で今年から始めた住民参加の行事。世界でも有数の水と土の闘いといわれ、約50年かけて一昨年に工事が終わった地すべり対策工事を見るのは、この試みの第一弾にふさわしいと計画した。呼びかけには、校友をはじめ歴史愛好の松原市民ら約30人が参加した。
松原支部地域連携(鉄道隧道).jpg 午前、電車を乗り継いで地すべり地区に着いた一行は、まず、国土交通省大和川河川事務所の地すべり資料室で工事の概要をビデオで習得。掘り出された滑り面の土や、工事に使われた資材を実際にさわるなどして関心を深めた。年間を通じて気温16度という排水トンネルに入ると、絶え間なくわき出てくる地下水に地すべりの恐ろしさも感じていた。
 この後、校友で柏原市教委文化財課の石田成年主幹の案内で、地すべりで埋まったものの、今もなお頑丈に残る鉄道隧道を見学。明治25年に完成し、黒いススが残る煉瓦積みの構造に、当時の技術の高さに感動の声が出た。
 帰り道は秋空に誘われ、『万葉集』にも出てくる竜田道の峠八幡神社や「日本四関」といわれる関地蔵などに立ち寄り、歴史にもふれる一日を過ごした。 (副支部長 永田徹)     (西田孝司=072―336―1600)

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