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校友会の活動

ホーム > 校友会の活動 > 社会との交流と連携 > 記事詳細(「連携プロデューサーの企業訪問」 -ものづくりの現場のいま-)

「連携プロデューサーの企業訪問」
-ものづくりの現場のいま-

「米粉」の製粉技術で、未来を創造
株式会社 西村機械製作所

 ㈱西村機械製作所は、サブミクロンレベルの粉粒体を制御する技術(製粉技術)を基盤に食品、化学・薬品、環境分野のプラントにおける粉粒体機器の製造、販売および粉粒体製造プラントの設計、施工などを行っています。製粉技術は、創業以来、小麦、米、そば、スパイスなどあらゆる穀物の粉砕、ふるいわけ、混合などの粉粒体機器のものづくりを推進、製粉技術に関する独自のエンジニアリングを確立しています。 

 

nishimura01.jpgのサムネイル画像

粉粒体機器は、粉砕機、ふるい選別機、コンベアー空気輸送装置、プラント装置、ハンドリング装置など目的、用途によっていろいろな機器、機種を幅広く取り扱っています。粉粒体製造プラントは、高効率化、無人化、省スペース化などユーザーのニーズに応えるだけではなく、ユニット部分よりシステム全体の最適化を目指した技術、製品を創造しています。

㈱西村機械製作所は、多くの実績を基に蓄積した豊富なノウハウを活かしてユーザーの課題を的確に把握して、ユニットからシステムまであらゆるスケールのものづくりを展開し、食品、化学・薬品、環境などのブランドで、ユーザーのニーズにジャストフィットする技術製品を提供しています。食品プラントは、安全かつ衛生的な機械設備が要求されます。小麦粉、米粉、コーヒー、スパイスなど多様な粒度の粉体を製造するシステムを開発、食品原料の食味、食感、鮮度保持などに対応した生産が可能です。化学・薬品プラントは、原料を粉砕するだけでなく、搬入から混合、撹拌、反応、温度制御、そして貯蔵をトータルに管理することが求められます。合成樹脂、薬品などの粉粒体製粉プラントを開発、化学、薬品業界の要望に応えています。環境プラントは、リサイクルや地球環境保全に貢献することが要望されています。飲料や果汁の抽出粕処理プラント、動・植物廃棄物を利用した肥料、飼料プラント、浄水場の薬液注入装置、原子力発電所向け廃棄物減容処理プラントなどを開発、提供しています。

これらの分野での事業展開は、所属する業界の動きの中でどう他社との違いを出し、製品価値をどう訴求するかが課題となります。各種プラントは、国内をはじめ、アメリカ、中国、東南アジアなどに輸出しています。さらに、㈱西村機械製作所は、創業以来、米粉の製粉技術の開発に挑戦しています。米粉の粒度が細かいから良いのではなく、加工食品に対して適正な粒度があります。米粉を「べいふん」ではなく「こめこ」と命名して、米粉は、食品に加工した時においしいこと、また、栄養価や健康面など他の粉とは異なる特徴をいかした付加価値や加工方法を提案し、発信しています。米粉の製粉は、大きく分けて、ロール粉砕、どうつき粉砕、気流粉砕の3種類の製粉方法があり、製粉方法に対応した米粉粉砕機器を開発しています。米粉の粉砕は、衝撃で粉にするというより、植物細胞組織で成り立っている米粒の細胞と細胞の間にある細胞壁を引き離し、ダメージ(澱粉損傷)をできるだけ抑えた製粉技術を確立しています。米粉粉砕機器は、それぞれ特徴を有する乾式高速粉砕機(衝撃式粉砕機)、湿式スタンプミル(どうつき粉砕機)、乾式・湿式スーパーパウダーミル(気流式粉砕機)を開発し、製品化しています。nishimura03.jpg国内の米粉粉砕機器でトップクラスのシェアを占め、米粉パンや米粉麺などの米粉食品加工で業界をリードしています。最近、小ロットの生産対応の気流粉砕ユニットを開発しています。本ユニットは、水を使った湿式製粉で澱粉損傷が低く、良質の米粉が得られることが特徴となっています。

また、白米だけでなく玄米、発芽玄米、古代米などの米粉を提供する米粉製粉システムを開発、2013年7月、湿式製粉による玄米粉の製造方法および製粉システムで特許を取得しました。今後も米粉の普及のため米粉食品の開発や事業提案を積極的に進め、農業の6次産業化、地域活性化の寄与を図ります。

米粉の用途拡大の取り組みは、ものづくりの概念を製造業の生産現場のみに閉じこもることなく、開発や販売の現場までの広がりをもつものづくりとなっています。㈱西村機械製作所は、世界の優れた技術の前で真摯であること、これが創業以来、貫いてきた姿勢です。米粉などで培われた製粉技術を基盤に紛粒体機器のものづくりを着実に次のフィールドへ進化させて、新しいニーズへの対応力をさらに強化し、ユーザーの思いをかたちにする製粉技術のイノベーションを実現していきます。

 

 

所在地:〒581-0088大阪府八尾市松山町2-6-9

代表者:代表取締役社長 西村 元樹

TEL:072-991-2461

FAX:072-993-6334

http;//www.econmw.co.jp (粉体技術全般HP) 

http://www.rice-flour.jp/ (米粉製粉技術HP

 

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