活発な支部活動

活発な支部活動

神奈川支部
第20回を数えた山歩きの会
笛吹川上流の西沢渓谷を歩く

神奈川支部(小谷正廣支部長)今年2回目で第20回となる山歩きの会は、9月8日に山梨塩山駅からバスで1時間の笛吹川上流、西沢渓谷を訪ねた。
花崗岩の浸食でできた渓谷は、いくつもの滝を作り神秘的な魅力になっている。最大は日本の滝100選の落差30mの七ツ釜五段の滝。ここまでにはいくつもの滝があり、遊歩道は渓谷の笛吹川と接し、岩場を作り最高点1400mへ。折返し付近からは、昭和初期に着工した森林鉄道(トロッコ)の廃線跡を下り渓谷入口に戻る、全10km高低差300mの4時間のコースである。
台風21号通過3日後の当日は曇り。渓谷入口の大きな堰は、増水で幅20m落差10m程の白い滝になっていた。瀑布は渓谷に響き、暫くして吊り橋に到着。揺れながら山に入るのを感じる。ここからは滝の連続で、深く澄んだ水流は渓谷の岩とぶつかり、飽きない光景が続く。
途中から小雨模様となり、雨具をつけ更に上流に。最大の滝七ツ釜五段の滝が、濡れた緑鮮やかな木々の間から見えてくる。その先の最高点付近まで、伸び土に埋もれた軌道を追いながら下りコースに移る。下山道にはシャクナゲの群生地があり、春の季節また紅葉時期も多くの人が訪れる。
下山し、渓谷入口近くの売店でバス待ちに。しばし話し込み勧められたワサビ醤油でさしみこんにゃくを。渓谷のヨモギでついたヨモギ餅を求め、バスで塩山近くの弱アルカリ性の源泉掛け流し、はやぶさ温泉へ。趣のある露天もあった。食事の際は、オーダー品はすぐ出てくる。皆で程良い疲れと満足を語らい岐路についた。
次回は、太宰治小説(富岳百景)の富士展望・河口湖を見下ろす三ツ峠山(1785m)を予定している。
(川尻僚一 昭47工)
(大山惠嵩=046-897-4045)

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